山名さんからのコメント(@nifty FSENZEN会議室
投稿再掲)
中国東北地方の錦州にある、「遼瀋戦役記念館」に行って来ました。
ここは中国東北地方で行われた国共内戦の記念館ですが、行ってみてびっくり、旧日本軍の兵器の宝庫です。
それも日本にある展示のように、鉄部さびさび、木部ぱさぱさの展示物ではなく、鉄部は黒光り、木部はニス光り、一見何時でも撃てる状態に保存されていて、凄みがあります。 よほど日頃の手入れが良い
のでしょう。
目に付いた日本軍兵器の主なものを挙げてみます。
三十年式歩兵銃・三八式歩兵銃・十一年式軽機関銃・九二式重機関銃・37ミリ速射砲・九二式歩兵砲・75ミリ山砲・75ミリ野砲・八八式野戦高射砲・九七式改中戦車(47ミリ砲)他に迫撃砲がいくつかありましたが、その中に九七式曲射歩兵砲があったと思います。
九七式改中戦車はまるで新品のように見えます。 屋内の展示なので見上げるように大きく見えて、迫力があります。 係員はこれは模造で、実物は別の所にある、と言っていましたが、模造ではとてもこれだけの迫力は出せません。 恐らくその意味は、特定の名前の殊勲戦車が別の所にあり、これはその特定の戦車の名前を書いた別の車体、という意味だと思います。
とにかく、兵器マニアの人には、この記念館は旅費を払っても行く価値があります。
錦州へのアクセス
汽車: 大連→錦州 1本のみ直通あり、約6.5時間。
瀋陽→錦州 早い列車は約4時間。
北京→錦州 夜行列車が便利。
飛行機:北京→錦州→大連(およびその逆)が一週間に1便ある。
自動車:北京→錦州→瀋陽間に立派な高速道路ができています。
ハイヤーを雇っていくらかかるか、知識がありませんが、飛行機代より高くはないでしょう。
ホテル:錦州にも二、三の高層ホテルがありますが、あまり綺麗ではないようです。
30分ほど自動車を飛ばして葫蘆島市まで行くと、葫蘆島国際酒点という五つ星のホテルがあります。
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