実車写真館 遼瀋戦役記念館の九七式中戦車改


遼瀋戦役記念館展示車輛


中国東北地方の錦州にある「遼瀋戦役記念館」の展示車輌だが、前期型の車体・砲塔横のツールボックス・前に張り出した泥よけ・「功臣号」のマーキング等、北京にある中国革命記念軍事博物館と同一の車輌かと一見思えたが、異様にい展望塔(キューポラ)や星のマークも若干違っていることから別の車輌である。

砲塔横の工具箱はオリジナルの物ではなく国共内戦時にどちらかの側がつけたものである。
張り出した泥よけは戦時中中国に進駐していた戦車第十三連隊の車輌でも同様の物が確認できるのでオリジナルの物であろう。

北京にある中国革命軍事博物館の車輌とは別の車輌である。

異様に高いキューポラ

前期型の車体が使われている

車体には「功臣号」と書いてある

砲塔横の箱は中国側で戦後付けた物



写真を提供していただいた山名さんから、この車輌のキューポラはオリジナルなのかとの質問されたのですが、
写真からでは改造した様な形跡もないし、もしかしたら指揮用の戦車?
また同様の高いキューポラを付けた車輌の写真も見たことがありません。 

ご存じの方がいらっしゃいましたらご一報下さい。

  山名さんからのコメント(@nifty FSENZEN会議室 投稿再掲)

中国東北地方の錦州にある、「遼瀋戦役記念館」に行って来ました。 
ここは中国東北地方で行われた国共内戦の記念館ですが、行ってみてびっくり、旧日本軍の兵器の宝庫です。 
それも日本にある展示のように、鉄部さびさび、木部ぱさぱさの展示物ではなく、鉄部は黒光り、木部はニス光り、一見何時でも撃てる状態に保存されていて、凄みがあります。 よほど日頃の手入れが良い のでしょう。 
目に付いた日本軍兵器の主なものを挙げてみます。 
三十年式歩兵銃・三八式歩兵銃・十一年式軽機関銃・九二式重機関銃・37ミリ速射砲・九二式歩兵砲・75ミリ山砲・75ミリ野砲・八八式野戦高射砲・九七式改中戦車(47ミリ砲)他に迫撃砲がいくつかありましたが、その中に九七式曲射歩兵砲があったと思います。
九七式改中戦車はまるで新品のように見えます。 屋内の展示なので見上げるように大きく見えて、迫力があります。 係員はこれは模造で、実物は別の所にある、と言っていましたが、模造ではとてもこれだけの迫力は出せません。 恐らくその意味は、特定の名前の殊勲戦車が別の所にあり、これはその特定の戦車の名前を書いた別の車体、という意味だと思います。 
とにかく、兵器マニアの人には、この記念館は旅費を払っても行く価値があります。

     錦州へのアクセス
汽車: 大連→錦州 1本のみ直通あり、約6.5時間。
     瀋陽→錦州 早い列車は約4時間。
     北京→錦州 夜行列車が便利。
飛行機:北京→錦州→大連(およびその逆)が一週間に1便ある。
自動車:北京→錦州→瀋陽間に立派な高速道路ができています。
ハイヤーを雇っていくらかかるか、知識がありませんが、飛行機代より高くはないでしょう。
ホテル:錦州にも二、三の高層ホテルがありますが、あまり綺麗ではないようです。
30分ほど自動車を飛ばして葫蘆島市まで行くと、葫蘆島国際酒点という五つ星のホテルがあります。


写真提供

@nifty FSENZEN会議室
山名 政宏 様


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